Shih Tzu wants to keep it.
古来チベットと中国は緊密な関係にありました。当時のチベット統治者は、魔除け効果があると信じられていた小型犬ラサ・アプソを中国の皇帝皇族に献上する習慣があったそうです。中国宮廷ではさらに古くから伝わっていたペキニーズが飼育されており、チベット由来のラサ・アプソと混血したものがシー・ズーであると言われています。
シー・ズーの犬種名はライオンに近い中国の空想上の動物「獅子」の中国語発音からきています。正確にはス・ツと発音します。「獅子」は神格を有する動物として認識されていたため、「獅子」を具現化した犬種「シー・ズー」は神聖な犬として高い地位を得ていました。シー・ズーは革命前の中国で皇帝や貴族の愛玩犬として大切に飼育され、庶民が飼育することは許されていなかったといいます。シー・ズーは革命の時代にその多くが殺されてしまいます。現在、世界中に分布するシー・ズーは革命以前に、イギリスへ渡った犬の子孫でした。
シー・ズーは「ラサ・テリア」や「チベタン・プードル」という名前で、中国内で初めて展示された犬です。1920年代、イギリスではラサ・アプソとシー・ズーが「アプソ(もじゃもじゃ毛の、毛深いという意味)」というひとつの犬種として扱われていたため、かなり混乱した状態となっていました。 1935年、ようやくラサ・アプソとシー・ズーは異なる犬種として分けられることになり、より小柄で、頭部の幅が広く、鼻口部がより短い犬を、原産地である中国での呼び方をそのまま採用して、シー・ズーと名付けられることになりました。
1952年、シー・ズーの特徴をいくつか改良するために、一度だけペキニーズとの交配が認可されましたが、その後二度とこのような掛け合わせが認められることはありませんでした。 アメリカでは、1960年代になるとシー・ズーに大変な人気が集まり、1969年にはAKCが犬種として認めることになります。その後もシー・ズーの人気は上り続け、現在ではもっとも人気のあるトイ・グループの犬種のひとつとなっています。 シー・ズーはペットブームの追い風を受け、手頃な大きさと日本人好みの風貌によって日本でも近年急速に人が上昇し、1990年代半ばからJKC登録数1位を数年間続け現在でも根強い人気を誇っています。
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